海外では男の子が生まれると割礼をするのが普通って聞くけど、実際どうなんでしょう?
割礼(Circumcision)とは、男性の陰茎包皮または女性の小陰核を切開したり一部を除去したりする習俗で、古代より多くの民族間で行われ、今日でもユダヤ教徒、イスラム教徒、アフリカ諸族などにみられる。
世界宗教用語大辞典
クウェートの病院で行われる割礼
イスラム教では、男の子が生まれると割礼をします。
クウェートのほとんどの病院では、生後2週間~5か月以内に割礼を施します。
早ければ生後数日で、遅くとも2歳前には施術を行います。
余談 メイド情報
フィリピンでは11歳前後に割礼手術を受け
術後のケアは子どもが自分で行うのが一般的だそう。
年齢によって局所麻酔か全身麻酔かに分かれます。
生後6か月~9か月以上の男の子の場合、全身麻酔で施術をするのが一般的です。
我が家の長男は生後1か月で、次男は生後3か月で割礼をしました。
どちらとも局所麻酔です。
小さな子どもに全身麻酔をするのに抵抗がある人は
月齢が小さいうちに割礼をすると局所麻酔で済みます。
割礼手術法
割礼にはレーザーとリング、伝統的なメスによる手法があります。
子どもの状態と担当医の判断によってどの手法がとられるかは異なり
自分で希望を出すこともできます。
一般的にレーザーは他の施術よりも割高ですが
必ずしも結果がよく出るわけではないと担当の小児外科医に言われました。
親はレーザーがいいかリングがいいか希望は伝えられますが
担当医によっては当日の子どものペニスの状態を見て手術法を決めるようです。
我が家の子どもたちの場合は
長男はレーザー、次男はリングでの施術をしました。
施術自体は10分程度で終わります。
手術前の注意点として病院から言われたのは
施術前2時間はミルクを与えないということ。
治療費は病院や施術法ごとにばらばらで
公立病院だと無料でできて、私立だと高いところで10万円弱かかります。
術後のケア
施術後のケアは病院側が丁寧に教えてくれて、かつケアの仕方のメモをくれます。
施術後はおむつ替えの度にガーゼを交換してMEBOクリームを塗ります。
お湯に特殊な洗浄剤を入れたタライを用意して
一日2~3回、赤ちゃんを7分ほどぬるま湯の中で沐浴させます。
数日以内にガーゼが取れ、たまにおむつに血が付くこともありますが
おむつに少し血が付くくらいの少しの出血なら問題ありません。
異常な出血の場合はすぐに病院もしくはドクターに直接連絡しましょう。
術後のケアが必要な期間はおよそ4日間くらいなので
思ったほど大変ではありませんでした。
術後の数時間もしくは初日に泣く赤ちゃんもいるかもしれません。
その際は子ども用のイブプロフェンを飲ませるように指示されます。
想像すると痛々しく、生後間もない赤ちゃんがかわいそうに思えますが
数日で手術跡もキレイになりますのでご心配なく。
割礼は衛生面でメリットがあると聞きます。
私の子どもたちの場合は宗教上の理由で割礼を行いましたが
特に割礼自体に反対ではありませんでした。
以上、ご参考までに。