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【イスラム教徒と日本の実家】久々の帰省で感じるクウェートへの想い

マルハバン!

日本に一時帰国して早45日。

実家に帰って3週間が終わろうとしています。

これまで田舎の実家に戻って家族と共に生活している訳ですが、久々の実家生活は日々色々なことを感じさせてくれます。

特に今回は小さいこどもを三人連れているので前回までとは状況も違います。

私たち家族はイスラム教徒なので、当たり前ですが実家の両親とは宗教が違います。

二十数年間仏教徒として育てた娘が結婚を機にムスリムに改修し、「これからは豚肉もアルコールも取れません」と言われた両親も当時はさぞ驚いたことでしょうが、今では私たちへの対応も小慣れてきたものです。

子供が産まれていない時は、実家での一緒に済ませようか別で作ろうか悩んでいた二人前という微妙なラインの食事も、今では家族五人分なので実家の両親とは別で作るというのが当たり前になりました。

実家は、お酒も飲むし豚肉も食べる日本の普通の家庭です。

結婚して10年近く経とうとしていますが、今だに両親は「豚肉禁止ライン」をうっかり見逃すことがあります。

例えば、私たちの帰国に合わせてパスタソースを大量に買ってきたものの、パスタソースに使われている挽肉を見落としていたり、

あからさまに豚肉を食べているわけではないけれど、ポークエッセンスとか豚肉由来の食品も食べられない事を理解していなかったりします。

歳も歳で老視なので食品成分をいちいち見きれないのでしょう。

なので食事を一緒に摂ろうと思っても、料理の段階でダメだったと分かってがっかりされたことは数えきれないほどあります。

その度に少し悲しくなりますが、これが現実です。

もちろん親子で晩酌を楽しむなんてこともありませんし、夫が父の酒盛りに付き合うこともありません。

そう考えると、両親の理解の深さには感謝しきれません。


また、子どもたちは2週間ほど保育園に通ったので日本の同級生の様子を知ることができ、給食の時間には自分たちはイスラム教徒なので日本の給食に使われている豚肉や料理酒が摂取できないことも身を持って経験しました。

給食前に帰ることもできましたが、園長先生の勧めもあって敢えて給食まで残ることにしたのは、子どもたちに国によって食べられるものが違うということを教えるいい機会であるためでした。

毎日の弁当作りは大変でしたが、献立によっては食べられる日も結構あったので、クウェート育ちの子供たちに日本の給食を食べさせてあげることができて良かったと思っています。


50日近くも日本にいると、クウェートの良さにも改めて気がつくことができました。

快適な日常生活、国際的な教育を受けさせてあげられる環境、恵まれた食生活、家族での時間が十分に確保できる生活、たくさんいるヘルパー、十分な医療、数え出したらキリがありません。

クウェート生活中は、特に過酷な気候が悩ましい種でしたがそれを除けば殆どが十分すぎるくらいに快適な生活だと改めて実感しました。

子供たちもクウェートではのびのびと過ごせます。


久々の帰省は喜ばしい反面、45日も経てばもうクウェートに帰りたくなったというのが本音です。

私だけでなく、他の四人も同じだと思います。

改めて外からクウェートを見ると、いい国だなと思います。

万人に対してパーフェクトな国家ではないのかも知れませんが、クウェートはビートルマニアのホームになりました。

住めば都とは言ったものですね。



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