姑に感謝しきれない年
マルハバン!
未だにギルギアーンの歌を聴くと涙ぐんでしまうビートルマニアq8です。
例年ラマダーン月の13,14,15日はギルギアーンという子どもの成長を願うお祝いがあります。
今年は新型コロナの影響で、ギルギアーンどころかラマダーンの始まりのギャザリングもラマダーン中のイフタールのギャザリングも、恐らくイードのギャザリングも無さそうですが、
(こんな年は初めてだと姑、シスターがぶつぶつ言ってた)
幸いわが家では特別なギルギアーンをお祝いすることができました。
というのも、姑のお陰なんです。
彼女は(マーシャ―アッラー)年中海外旅行に行っているほどの旅行好きなのですが、
その先々で孫である息子の次のイードの衣装や次のギルギアーンの衣装、その他洋服などをこれでもかというくらい買い込んできます。
お陰でアラブの行事やセンスに疎いビートルマニアとのんびりな性格の夫は毎度助けられているのですが、
今年ほどそれを痛感するラマダーンは無いんじゃないかなというのが本音です。
ギルギアーン最初の夜、ふと姑に聞いてみました。
「息子のギルギアーンの衣装持ってたりしないよね?」
すると姑は
「持ってるわよ。着たいの?カタールで買ったのがあるわ。」と。
マジですかー!!
この時はすごくテンション上がりました。
ラマダーンらしい籠とかは無いけど、取りあえず形にしてみようということで
お菓子を詰めて、
↑食べてもOKなお菓子
衣装に着替えさせて、
音楽を鳴らして、手拍子しながら歌って雰囲気を作ります。
後はそれぞれが好きなように写真やビデオを撮って、息子は一生懸命にお菓子を食べ続けます(笑)
昨年のイードで履いたサンダルはもう小さくて(マーシャ―アッラー)子どもの成長の早さに驚きました。
幸いディスダーシャはお直し無しで着られました。
子持ちの家族にとっては特別な意味を持つギルギアーン。
日本で言うと、三月や五月の節句と同じような気持ちなのかな。
こんな形となりましたが、ある意味スペシャルで、家族揃ってお祝いできたことが何よりの祝福なのかなと思います。
最後に
ギルギアーンでよく歌われる歌の歌詞をビートルマニアが訳したので載せておきます。
ギルギアーン ギルギアーン シャーバーン月(ヒジュラ暦の月)とラマダーン月の間にやってくる
あなたが末永くお祝いできますように あなたが末永くラマダーン月に断食できますように
神さまよ、この子をお守り下さい 神さまよ、この子のお母さんの為にこの子をお守りください
この子が病気をしませんように この子のお母さんがこの子の為に悲しい気持ちになりませんように
昨年の賑やかなギルギアーンの日記はこちら