6月~7月はクウェート一帯で砂嵐が頻発します。
砂嵐が発生すると町中の気温が少し下がり、視界が悪くなります。
昼間に外がオレンジ色になったり赤くなったりするのでまるで別世界にいるようです。
クウェートの夏は雨が降らず、砂嵐を引き起こし得るAl-Bawarehと呼ばれる強い熱風が国全土に吹き渡ります。
Al-Bawarehの熱風はイラクで発生し、クウェート、サウジアラビア東部、カタール、バハレーンそしてアラブ首長国連邦にまで到達します。
その頻度から地元の人々は6月のことを “the month of bawareh” と呼ぶそうです。
クウェートの夏
5月中旬から11月上旬まで。高温多湿となり、激しい砂嵐が吹く。6月上旬から7月中旬頃は高温乾燥で灼熱の風と砂嵐に見舞われる。その後、8月末にかけては高温多湿となる。9月からは徐々に気温が下がるものの湿気は続く。風は穏やかになる。(在日クウェート大使館hpより)
クウェート政府は、Kuwait Meteorological CenterのHPで砂嵐の情報を日々チェックするように勧めています。
また、クウェートのアメリカ大使館はKuwait City US Embassy Air Pollution: Real-time Air Quality Index (AQI) を発表していて、毎日クウェートの大気汚染度をチェックすることが出来ます。
こちらは専用のアプリをダウンロードして利用すると便利です。

呼吸器疾患患者のいる家庭や小さいお子さんのいる家庭では中東の巨大砂嵐は悩ましい問題です。
我が家では長男が生まれてからシャープのプラズマクラスターを2台購入し、365日24時間フル稼働させています。
長男誕生以来なのでかれこれ4年以上連続して使用していますが、まだまだ現役です。
フィルターや機材内の掃除は数か月に一度掃除機やクエン酸を使ってやっていますが、
フィルター自体は10年に一度の交換でいいとネットに書いてあったので驚いています。
これは信ぴょう性があるのかどうか。
姑が一階でアラブのお線香ボホールを炊くと2階のプラズマクラスターは反応しますし、
臭いやホコリ、PM2.5の警告を色とスクリーンで表示してくれるので大変分かりやすいです。
ここ最近砂嵐が発生している日は家中の窓やシャッターを閉めてもプラズマクラスターはPM2.5を警報しています。
砂嵐が発生しているときは視界が悪く車の運転も危険なのでなるべく外出を控えたいところですが、仕事や学校があるとそういうわけにもいきません。
家中のシャッターを閉めてもまだ侵入してくる恐ろしい中東の砂塵。
中東界隈にお住まいの方は引き続き砂嵐にご注意を。
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