マルハバン!
先日、ママグループにこんな投稿がありました。
「車いす用のトイレに鍵がかけられていて、使えない。掃除のおばさんにベビーカーに子どもがいるから開けて使わせてと頼んでも、聞いてもらえない。みんな一体どうしてるの?」
的な内容でした。
その投稿を見たとき、ハッ!同じこと思ってたと思いました。
というのも、ここ数か月の間に、クウェート中のハンディキャップ用トイレ(一般トイレ内にある)に鍵がかけられるという謎の動きがあったからです。
クウェートのトイレの個室には、赤ちゃんを座らせるチェアーが付いてないので、ベビーカーに乗った子どもは母親と同じトイレの個室に入れず、外で待つか、赤ちゃんを抱っこしたままトイレするか、と選択肢がないのです。
わたしは今まで鍵を開けてもらってまで使ったことはないですが、他の外国人ママ友たちは、話の通じないトイレのおばさんの対応にイライラしているようでした。
トイレのおばさんは「ポリス、ポリス」と言って、あたかも警察がそれを禁止しているかのような対応を取ったこともあったとか。
また、ママの中には、チップをおばさんに渡すと何も言わずに開けてくれると言う人もいました。
確かに低賃金の彼女たちを考えると、そういうこともするかもしれませんが、チップの本来の意味って、受けて嬉しかったサービスに対して渡すものなのになんか勘違いしてるという人もいました。
ビートルマニアもそう思います。
お金で解決する話なら、悲しいかな。
ハンディキャップの人がいたらもちろん優先するのは当然だが、必ずしもハンディキャップの人しか使えないという訳ではないし、そういう法律は存在しないのだから、鍵を開けてもらって当然と主張するママもいて、悩みは深刻だと思いました。
わたしの経験上、掃除のおばさんたちは感じがいい人であれば、「私が見ててあげるから」と言って子どもをトイレ個室前に置いておくように言う人もいます。
わたしも実際そうしたことがありますが、すごい罪悪感で、不安で、ゆっくりトイレなんてできません。
考えるのはいつも、「もし子どもが誘拐されたらどうしよう」、「もし誰かにいたずらされたらどうしよう」などマイナスなことばかりです。
一度だけ、わたしがトイレ中に子どもをあやしてくれていた女性がいました。
誰なのかはわかりませんが、わたしが出る頃にはすっと居なくなっていました。
もしかしたら、同じような立場だったから心配して見てくれていたのでしょうか?
ビートルマニアとしては、この投稿を見て今までの自分の行いを反省する気持ちでいっぱいになりました。
やっぱり、言い合いになってでも子どもと一緒にトイレに入ろう、お金を渡してでも、と。
中には見た目で判断されるという女性もいましたが、結局チップをよく渡すローカル女性には掃除のおばさんも期待して最初から鍵を開けてくれると言う人もいて、そういう風に思うのもなんだか寂しいですが、実際それが今の状況なようです。
また、ナニー連れ文化のクウェートでは、ママがトイレ中ナニーが子どもを見てるのが普通のなのもこのトイレカギ問題を助長しているようです。
ビートルマニアが思いついて最近やってるのは、子どもと二人だけの外出時は、子どもをベビーカーから降ろして、携帯のビデオを見させながらトイレに一緒に入って待っててもらうというやり方。
子どもが歩ける年齢なので出来る話ですが、小さい子だったら無理だな。
そうなったらもう迷わずチップ?賄賂?渡します。
以上、クウェート子育ての悩み、トイレ問題でした。
みなさんはどうやってこの状況を乗り越えていますか?
【クウェート子育ての悩み】車いすトイレが使えない件
