マルハバン!
ラマダンも中盤を過ぎ、イードまでのカウントダウンをスタートした人もいるのではないでしょうか。
この記事では、ビートルマニアが不思議に思った「クウェートの男女交際に関するタブーな質問」についてご紹介します。
クウェート生活の謎パート①と②もあるのでそちらも是非チェックしてみてください。
【クウェート生活の謎 パート①】男女交際のあれこれを解説
【クウェート生活の謎 パート②】イスラム教国クウェートで肌の露出はどこまでOKなのか
さて、もし日本で友人が誰かと付き合ったり、結婚したりしたら
「どこで出会ったの?」
「誰から告白したの?」
「プロポーズの言葉は?」
なんて質問はいくらでも出てきます。
当たり前のように、他人であっても「ふたりの馴れ初め」を知りたがります。
ところが、私の住む国クウェートでは(いや、恐らくイスラム圏では)結婚した男女に、お見合い結婚でない限り二人の馴れ初めを聞いたりはしないのです。

クウェートに嫁いで間もないころ、夫のいとこが婚約してミルチェと呼ばれる親族だけの婚約パーティーに出席しました。
わたしは初めての婚約パーティーで、その時初めていとこの旦那さんになる人(新郎)を見ました。
若い男女が将来を誓い合う素敵な瞬間に居合わせたわたしは、隣に座っていたティーンエージャーのいとこに「あの二人はどこで出会たの?」と何も考えずに聞きました。
するとそのティーンエージャーの子は30代後半の年上のいとこに「あの二人はどうやって出会ったの?」と同じように聞きました。
すると30代後半のいとこからこう返事がありました。
「クウェートでは、どこで出会ったかなんて誰も聞かないのよ」と。
わたしはビックリしましたが、「本当に誰も気にならないの?」と思いました。
心の中ではきっとみんな気になってるけど、それを決して口にしてはいけない男女関係のタブーな質問なのです。
ましてやそれを婚約パーティーで話題にするなんてもっての外。
恋愛結婚の場合、出会いは様ざまで友だちの紹介もあれば、車からナンパされたなんてこともあるかもしれません。
イスラムでは、未婚の男女の交際は禁止されているので、「デートをする」ということはやってはいけないとされていることです。
なので、その始まりを聞くということは、人によってはとても気まずいことなのかも知れません。
思い返せばわたしが結婚した時、「わたしと夫がどうやって知り合ったのか」なんてことを聞いてきた人は今の今まで姑以外一人もません。
誰も興味がないのか(笑)それとも聞くことは「エイブ(恥)」なのか。
とてもセンシティブで難しいところではあります。
お見合い結婚でない限りクウェートで「男女関係の始まりを話題にしてはいけない」ということは、クウェートで生活する人は知ってて損はないと思います。
特別仲のいい友達とか、オープンな場で打ち解けた友人にならまだしも、初対面の人にそのような質問をするのはこちらでは普通ではないです。
ビートルマニアはどうでしょう?
恋愛結婚のはじまり・・・正直、とっても気になります。(笑)
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