クウェートで生活したことのある人ならわかると思いますが、クウェートの空気は汚いです。
クウェートシティは世界のワースト8位にランクインし、アラブ諸国の中ではワースト1位の空気汚染都市となりました。
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私は日本の田舎で育ったので、自然環境、特に空気には恵まれて育ちました。
なので、空気に関しては少し敏感かもしれません。
★クウェートの毎日の空気汚染状況をチェックしたい人はアプリを活用してください。
このアプリではスイスの会社IQAirが発表しているAmerican Air Index(AQI)を無料で確認できます。
AQIはオゾン、窒素二酸化物、二酸化硫黄、一酸化炭素、微粒子物質の5つの主要汚染物質をもとに計算されます。
クウェートは言わずと知れた世界屈指の産油国ですが、その主要産業である石油産業がクウェートの大気汚染の主要原因と言われています。
化石燃料の発掘、燃焼、抽出、保管など石油産業に関わる多くが汚染物質を排出しています。
さらに、クウェートのような砂漠気候では緑化も簡単ではなく、自然に生命を維持できる植物はほんの一握りに限られています。
また、クウェートは車社会な上に、一年のほとんどをセントラルACに頼らないといけないし、人々のエコ意識は欧米に比べると格段に低いです。
息子の学校の送り迎えでは、毎日道が車で大混雑し、その大混雑が一段落すると今度はものすごい排気ガス臭です。
残念なことに私の2人の子どもたちは小児喘息を患っています。
空気の悪いクウェートでは小児喘息は珍しくなく、多くは10歳ごろまでには治ると医師に言われたのでひどく悲観はしていませんが、子どもたちのことを思うと胸が苦しいです。
我がでは子ども部屋にプラズマクラスター2台と加湿器2台をフル活用していますが全然足りません。
砂嵐の起こる時期は特に息苦しい日々ですが、悲しいかな、これが砂漠生活の日常です。
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