マルハバン!
この記事では、アラブ人、正確にはクウェート人と結婚した筆者が体験した「アラブ人と結婚する前に知っておきたかたこと」についてお話します。
これからアラブ人と結婚する予定のある人には是非読んでほしいです。
まず、アラブ人というとアラビア語を母国語として話す人となりますが、アラブ人と言っても多種多様で、
湾岸のアラブ人も北アフリカのアラブ人も東アフリカのアラブ人も文化的背景や経済状況は様々であり、
これはあくまで湾岸系のアラブ人である夫との結婚の話であることをお断りしておきます。
さて、「アラブ人と結婚する前に知っておきたかったこと」の一つ目は、結婚後の新居についてです。
クウェートでは、二世帯同居や三世帯同居は当たり前で、新婚夫婦は政府から土地が支給され新居購入の目途が立つまでは両親か義理の両親宅でワンフロアを借りて同居するか、アパートに住むのが一般的です。
私たち夫婦の場合は夫の家族構成上、姑の家に同居することになりました。
元々は姑の家には姑の妹夫婦が長年住んでいましたが、夫の結婚を機に家を出ました。
結婚の手続きが完了し、いざ新婚生活を始めるとなったとき、家に着いた時にはもうある程度の家具が備えられてあったのには驚きました。(笑)
普通の感覚だと、「新婚」=「新居の準備」じゃないですか?
一緒に家具を見て回ったり、カーテンを選んだり、壁紙を選んだり。。。
だけど私の場合はほとんどのものが揃っていて、初日から何も不自由することなく生活をスタートできました。
姑は、家具だけでなくキッチン用品、トイレ用品とまであらゆるものを完璧に揃えていました。
使ったこともないアボカドピーラーや、ゆで卵をカットするやつまであって少し可笑しかったのを覚えています。
クウェート人同士の結婚の場合は、婚約期間中に新居の準備を進めるのが普通だと思いますが、外国人嫁で国外在住となると、私のように義理の家族が先に準備を進めてくれる場合もあるのかも知れません。
湾岸アラブでは、「新居の準備」は夫(夫側の家族)がするのが普通です。
新婚の二人が買い物に行く場合もあれば、家族が買い物に行く場合もあります。
その際の支払いは夫が持ちます。
聞く話によると、湾岸アラブ以外ではそうでもないようです。
夫婦で折半する国もあると姑が言っていました。
新居の準備を姑がやり終えていた話を日本の姉にしたことろ、「それ無理や~」と言われました。(笑)
確かに、姉の言い分もわかります。
私もすべてにハッピーだった訳ではありませんでした。
それでも新婚でクウェート生活に慣れるのに忙しい中、家具や細かな生活用品を買いにく手間が省けたことは大変ありがたかったです。
後々買い替えたければ買い替えればいいだけの話ですから。
これからアラブ人と結婚する人は、「新婚生活の準備」について話をしてみてください。
「そんなつもりじゃなかった」を回避できるかもしれません。
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