マルハバ!
かれこれ7年近く義理の家族と同居しているわけですが、彼彼女らを観察していると日々色んな発見があり新鮮です。
クウェート人の多くは、政府のサポートにより比較的金銭的に恵まれていて、そのお陰で様々な恩恵を受けています。
この記事では、ビートルマニアが思う産油国の豊かな生活の良い点をご紹介します。
メリット1
安定した収入が得られること。
クウェート人の多くは国家公務員として働いているので、国から安定した給料を貰っています。また、民間企業で働くクウェート人には会社からの給料に上乗せで政府から給料補助金が入ります。所得税も消費税もありません。(2023年9月現在)
クウェート人だけでなく、多くの外国人労働者がオイルマネーの恩恵を受けていると言っても過言ではないでしょう。
メリット2
家事労働者や庭師、ドライバー、牧場の管理人などを雇えること。
クウェートでは、一家で家事労働者やドライバーを複数人雇うのが普通です。
なので、女性も男性同様に働きにでられますし、専業主婦でもナニーやメイドを雇って自由時間を確保することが可能です。
また、親が高齢になったり、出産後間もない間に住み込みの看護師を雇うことも可能なので、産後に鬱になったりストレスを抱え込みすぎたりする心配は軽減されますし、親の介護に一人で疲弊することもありません。
メリット3
公務員の就労時間が短いこと。
公務員は大抵、朝の8時から昼過ぎの2時前ごろには仕事が終わります。
私の夫の場合だと、朝の7時前には出勤して、昼は1時半ごろには帰宅します。
クウェートではお昼ご飯を家族で食べる習慣があるので、クウェートのランチタイムである3時前ごろには家族が家に揃うことがほとんどです。
子どもたちも、私立であっても2時過ぎには学校が終わります。公立はもっと早いです。
就労時間が短いので、夫は育児に積極的に関わってくれます。
家族で過ごす時間がたっぷり取れるのがクウェート生活の醍醐味だと個人的には思っています。日本で共働きの両親はとても忙しい日々を過ごしていて、子どもたちもそれぞれ部活動や塾で家におらず、子ども時代には家族ですれ違い生活を送っていたビートルマニアにとってはクウェート生活はまさにパラダイスです。

暮らす英語
メリット4
家族、友人と過ごす時間がたっぷりと確保できること。
上に挙げたように、クウェートでは家事も子育ても手伝ってもらえるし、就労時間も短いので家族や友人とお茶をする時間がたっぷりと確保できます。
毎週家族で集まってギャザリングを開き、何時間も座ってお茶やスイーツを楽しむのがこちらの慣習です。
誰かの家が困った時は、みんなで駆け寄り支え合います。毎日用がなくても電話を掛け合って家族の様子を伺い、疎遠にならないように努めます。
毎週末のギャザリングでは、ビートルマニアは頑張っても3時間くらいしか座っていられないけれど、クウェート人の家族は昼から深夜までずーっと一緒に過ごして世間話をしたり、一緒に買い物に出かけたり、オンラインショッピンングしたり、お祈りしたりソファーでお昼寝したりして過ごしています。
これを突然やってと言われてもなかなかできることじゃありません。笑
メリット5
金銭的にも時間的にも余裕があるので旅行しやすいこと。
クウェートはそれ以外にも、地理的にも恵まれている方なんじゃないかと思います。
夏になればヨーロッパに出かけ、冬になれば南に降りてドバイやアブダビで過ごすのもいいし、または近隣のジョージアとかアルメニアなどの東ヨーロッパでスキーを楽しむのもありです。
最近はトルコがクウェート人には人気で、夏のトルコのリゾート地には多くのクウェート人を目にします。
メリット6
産油国で世界中から人が集まるので、様々なバックグラウンドを持った友達ができること。
外国人が多く住むエリアの公園やインターナショナルスクールなどに行けば、日本では会ったこともないような国の保護者と出会うこともあります。非常に多国籍です。
メリット7
美味しいレストランやカフェが次々にオープンするので飽きないこと。
クウェートでは世界中の様々な料理を堪能することができます。欧米や中東料理はもちろん、韓国、中国、タイ、日本、ブラジル、インド、フィリピンなどの料理が様々なエリアで提供されています。日本食料理店や、アジアンフードのスーパーも充実しているので、日本食が恋しくて帰りたいと思うことは今では全くありません。

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メリット8
子育てがしやすい環境であること。
というのは、クウェートに住む多くの人々が子どもに寛容で、子連れに対して優しく接してくれるということです。子どもがうるさくて怒鳴られることはないし、子どもを見かけたら「かわいいね〜」と声をかけてくれます。買い物中にベビーカーを押しながら更衣室に入ると子どもを見ててあげるからと声をかけられることもありました。
アラブ人は男女共に子煩悩な人たちが多いです。人口に占める子どもの割合が多いので子ども服も、子ども用のおもちゃもたくさん手に入ります。屋内プレイエリアも充実しています。
いかがでしたか?
まだまだクウェート生活の浅いビートルマニアですが、クウェート生活は好きです。祖国日本の生活よりも快適です。
次は豊かなクウェート生活のデメリットについてお話しできたらと思います。
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