先日、KUWAIT UPTO DATEのページでこんな記事を見つけました。
タイトルは、「姑との同居賛成?なぜ?」というもの。
調査対象は50人の匿名のクウェート人、非クウェート人女性です。
サハーラさんによると、50人中48人が姑との同居に反対したそうです。
その主な理由は姑が、
1.お節介だから
2.偽善者だから
3.裏表があるから
4.トラブルメーカーだから
5.嫉妬するから
6.虚言症だから
7.人をコントロールしたり操作しようとするから
8.心配してほしくて仮病を使うから
9.意地悪だから
10.独裁的だから
11.悪態をつき、パワフルだから
12.執念深い/意地悪/妬む/罰する から
というもの。
1のお節介はなんとなく理解できます。
お節介なのは姑に限った話ではありません(笑)これがアラブ人の温かさと言えばそれまでですが、彼らは相当なお節介です(笑)それがなければアラブはとても冷たい地域になってしまいます。
5の嫉妬は難しい問題ですね。
人間は嫉妬する生き物です。
幸いうちの姑には該当しないと(わたしは)思っているのですがw
8の仮病もたまに聞きます。かわいいじゃないですかw
9以降は考えられない😱 姑が悪態をつくような人だったらそれは同居は嫌です。
アラブでは、一般的に男の人は結婚したら実家に住みます。
クウェート人の家は大きいので、大きな家を3世帯が同居するのも普通のことです。
アパートの家賃が高いことや、政府からの住宅支給に時間がかかりすぎることから、子どもが結婚すると家を増築する人も少なからずいるようです。
アパートのように出入り口を別で設ける家庭もあれば、1つのメインドアから皆が出入りする家庭もあり、それぞれです。
兄弟姉妹が多いお国柄ですので、実家には先に上の兄二人の家族が住んでいるという場合は、奥さんの実家で同居するなんてことも普通に聞きます。
ビートルマニアも例外ではなく、結婚してからずっと夫の実家で同居暮らしです。
もしビートルマニアがアンケートに答えるなら「同居OKです」
勿論、同居のすべてに満足しているとは言えませんが、大方ハッピーです。
一番の理由は姑がいてくれるお陰で可能なことが数えきれないくらいあるから。
ビートルマニアはクウェートで外国人です。アラビア語も流暢に話せません。
結婚してからこれまで、幾度と姑をはじめとした義理の家族に支え助けられたか。
新妻のわたしの手を引っ張って姑は、親戚や彼女の友人にわたしを紹介してまわってくれました。友達とお茶するときにはわたしも誘ってくれて、家で一人退屈しないようにどこへでも一緒に連れて行ってくれました。
姑がいるお陰で、息子はよりクウェート文化に触れられるし、アラビア語にも触れられるし、毎日この上なく可愛がってもらえてます。
さて、同居で一番問題になるのがプライバシーの問題。
子どもが生まれてからは、小さなことは気にしなくなりました。自分のプライぺーとはちゃんと守ってるし、義理の家族もそれを尊重してくれます。
毎日お昼を一緒にとるので顔を合わせますが、一度も見かけない日もあります。
また、「義理の家族が勝手に寝室に入ってきた」と人から聞いたことがありますが、うちにはそんなことをする家族はいません。
同居がスムーズにいっているのは姑がいい人であることは勿論、夫に理解があって、わたしと姑の間に入って双方が満足できるように努め話を聞いてくれることが大きいと思います。
「日本人は考えすぎ」とよく夫に言われますが、神経質すぎるとアラブでは生きていけない気がします(笑)
何かあっても笑い飛ばす大らかさと、小さいことをいつまでもくよくよ考えないことで、お節介なアラブ人に何か言われて大きなダメージを受けるのを防げるはずです。*修行中です。(笑)
ビートルマニアはまだまだ新米ですが、クウェート文化をこれからももっともっと学んで発信していきたいと思っています。
そのためには、姑は一番大事なキーパーソンです。
姑との同居はこれからも続きます。