ラマダンの季節がやってきました!
クウェートのラマダンは、単なる断食月というだけではなく、心温まる家族の絆を深め、共同体を感じる大切な時期です。

この期間、クウェートのスーパーでは特別な商品が並び、ラマダン名物の料理が家庭の食卓を賑わせ、また町全体がラマダンならではのイベントで活気づきます。今回は、クウェートのラマダンの特徴を商品、料理、イベントを通してご紹介します!

1、スーパーで見かけるラマダンならではの風景

ラマダン前になると、クウェートのスーパーは一気に華やかになります。特設コーナーが設けられ、ラマダンの必需品がずらりと並びます。例えば、

デーツ(ナツメヤシ)
ラマダンの定番!イフタール(断食明けの食事)の際に最初に食べるのがデーツ。消化が良く、エネルギー源としても最適です。クウェートのスーパーには、様々な種類のデーツが並び、品質や産地ごとに選ぶことができます。


フルーツジュース
ラマダン中は冷たいフルーツジュースが必需品です。特に、タマリンドジュースやローズウォーターで作られたジュースが人気で、スーパーではこれらのジュースが特別なラマダンパッケージとして売られています。

・サンブーサやスプリングロールの冷凍食品
ラマダン中は揚げ物が大人気。スーパーでは、野菜や肉が詰まったサンブーサや春巻きの冷凍食品が大量に売られます。揚げたてをイフタールで食べるのが定番です。

・ジュルブやタンブールジュース
スーパーの飲料コーナーでは、ラマダン中のイフタールに欠かせないジュルブやタンブールジュースの大瓶が目を引きます。これらはドライフルーツやローズウォーター、モラセスを使った甘い飲み物で、断食後のエネルギーチャージにぴったりです。

2、ラマダン中の食卓の様子

イフタールの基本構成

1、デーツと水、またはジュルブで断食を解く。

2、スープ(シュワルバ)ー レンズ豆や鶏肉、野菜の入ったやさしいスープが人気。

3、揚げ物と小皿料理 ー サンブーサ(三角の揚げ物)、ファラーフェル、ロールパン、ミニピザなどお手軽な軽食が人気。

4、メインディッシュ ー ハリース(小麦と羊肉をじっくり煮込んだ中東風お粥)やマチュブース(スパイス炊き込みご飯)などボリュームのある一皿。

5、デザート ー ルガイマート、クナーファ、バスブーサなどの甘いお菓子が必ず登場します。

食後は、家族や親戚とゆっくり過ごしながらラマダンスペシャルドラマを見たり、モスクにお祈りに行く準備をしたりします。

3、ラマダン中のイベント

1、ラマダン・ナイトマーケット
日中閉まっていたカフェやレストランは日没後、家族連れや地元の人々で大賑わいです。

2、ギルギアーン
ラマダン月の13日目から始まる子ども中心のイベント。
詳しくは過去の記事を参考にしてください。

ギルギアーン2023 | クウェート文化を愛するとき



3、イフタール・テント
クウェート全土に設置されるラマダンの風物詩とも言えるイフタールテント。
目的:無料で断食明けの食事を提供し、貧しい人々や仕事で家に帰れない人々に温かい食事を届けます。

4、チャリティ&ボランティア活動
ラマダン中は、ザカート(喜捨)が推奨され、クウェートの各地で様々なチャリティ活動が行われます。
例えば、フードパッケージの配布。寄付をしたい人がスーパーでフードパッケージを購入し、スーパーやボランティア団体が協力して低所得家庭や労働者に食糧パッケージを提供します。
また、道路沿いで道ゆく人にイフタール用の水やデーツを配る家族もいます。

最後に

クウェートのラマダンは、単なる断食の月ではなく、コミュニティ、文化、信仰そして楽しみが詰まった特別な時期です。夜はナイトマーケットで食べ歩き、子どもたちはギルギアーンで笑顔いっぱい。イフタールテントでは誰もが同じ食卓を囲み、チェリティで「与える喜び」を実感します。

クウェートならではのラマダンの魅力を是非、現地で感じてみてください!
ラマダン・ムバーラク!(ラマダンおめでとう!)


外部記事:イスラム教の文化:ラマダンを知っていますか? 一般財団法人中東協力センター