クウェートでは至る所に野良猫が見受けられます。

ゴミコンテナの周囲にたむろっている猫もたくさんいます。
建物に住み着いている猫たちがいるのですが、最近そのうちの子猫2匹がどうも病気らしい。
やせ細っていて、顔に赤い斑点がぽちぽち。
歩き方もゾンビのようになってきている。
夫が心配して同僚のトルコ人に電話で猫の病気のことを聞きました。

このトルコ人おじいちゃん、毎日職場に猫の餌を持参しています。

休日だって猫にご飯をあげに来ます。

こういう人がクウェートにはたくさんいます。

彼曰く、抗生剤目薬を目につけてあげた方がいいとなので、薬局で買って目につけてあげることにしました。

外は気温50度を超える世界です。
外は暑すぎるため、猫たちはロビーのガラス戸の前でゴロンと横になって、隙間から漏れる冷気で体を暑さから紛らわそうとしています。
人が出入りするたびに中に入っては、外に出されて。
猫を見ているだけでかわいそうに思います。
こちらの人は猫に寛容で餌をあげるのをよく見ますが、それで猫が繁殖しています。
避妊手術もしていません。
車社会のクウェートでは猫が車にひかれるのは日常茶飯事ですし、過酷な生活環境なので病気も心配です。

外に出れば野良猫がいて、厳しいながらも彼らはサバイブしています。

一方、野良猫よりも更に過酷な状況でさ迷っているのが野良犬です。

多くが捨てられた動物たちです。

クウェートに出稼ぎにきたが、本帰国ではペットは連れて帰れない。

子どもが欲しがった犬をプレゼントしたが本人は飽きたし世話が大変なので外に逃がそう。

そんな飼い主側の勝手な理由で野放しにされた動物が外に溢れています。

フライデーマーケットに行けば、劣悪な環境で飼育されている犬をたくさん目にします。

見るからに汚く、ケージの中でぐったりする動物たちは死んでしまったら裏の砂漠に捨てられる運命です。

2015年に制定された動物保護の法律は果たして機能しているのでしょうか。

イスラム教で犬は推奨されていません。

外で犬を見かけると、あからさまな態度で毛嫌いするイスラム教徒は大勢います。

(イスラム教徒でも犬を飼う人もいます)

野良犬が住宅街や工業地帯で野放しにされ、人を襲ったり、家畜を襲う事例が報告されているため、政府は毒団子を公園やストリートなどの至る所に散布し、野良犬駆除を始めました。

公園での散歩中に誤ってそれを食べてしまった愛犬に被害が出ることもあります。

多くのペットがいる家族を悩ます悩みの種がこの毒散布問題です。

所変わって、同じイスラム国家でもトルコの野良犬はリラックスし過ぎて死んでいるのか寝ているのか分からないくらいです。

安心できるのでしょう。

野良犬も野良猫もいないのがベストだけれどそれはどうも難しい。

ならせめて政府主導で避妊だけでもやってほしいけどこれはイスラム的にはタブーなのか?

野放し状態ではなく増えないようにどうにかしてほしいですが、これも自然の摂理、増えてもいいと思っているのでしょうか。