【多言語育児】少しの工夫で驚くほど読書習慣が身に付く方法
子どもに読書の習慣をつけさせたい。そう思いながらも、テレビやゲーム、動画に夢中になる子どもの姿に、このままでいいのかと悶々とする日々…。そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
我が家では、「本が身近にある」「本を読むことが楽しい」と自然に感じられるよう、いくつかの小さな工夫を取り入れてきました。
その結果、読書が特別なことではなく、生活の一部として根付くようになりました。今回は、読書好きな子の親御さんからのアドバイスを元に実際に試して効果があった読書習慣づくりの工夫も交えてご紹介いたします。
*子どもたちの家庭での使用言語は英語、日本語、アラビア語です。(中東在住)

1. 毎日通る「玄関」に本棚を設置
本棚といえばリビングや子ども部屋が一般的ですが、我が家では玄関にも子ども用の本棚を設置しています。
靴を履いて出かける前、リビングへ向かう途中など、家族が何度も通る場所にお気に入りの本を並べることで、「あ、ちょっと読もうかな」という気持ちを引き出します。
これは先輩ママさんからもらったアドバイスで、実践すると目に見えて効果がありました。
子ども部屋の本棚が手狭になったのを機に、もう一箇所大きめの本棚を玄関に新設して正解でした。
2. 外出時は「一人一冊本を持って行っていい」選択肢
レストランでの待ち時間に、今までは何気なくiPadで遊んだり、親のスマホで子どもに動画を見せたりしていました。
iPadを一人一台持たせると重いし何かと面倒だと感じていました。そんな時にこれまた先輩ママさんからもらったアドバイスで、自分で選んだ本を一人一冊持参していいようにしています。
これにより、子どもたちは自分で本が選べて嬉しい!それに外に持ち出していい!、「本があると退屈しない」という感覚を自然と身につけていきました。
今ではiPadを外出時に持って行かなくなり、レストランで料理が来るまで少しの間は本を読みながら静かに待てるようになりました。また、時々兄弟で一つの本を一緒に読んで笑っているのが微笑ましいです。

3. 習い事の待ち時間は「親が読書」
子どもが水泳のレッスンを受けている間、私はスマホを触らず静かに本を読むようにしています。今までは、スマホを触るというよりは、子どものレッスンをガン見して余計な口出しをしたくなるほどだったので、ある程度距離を保つために敢えてレッスンに集中しすぎないように読書をするようにしました。
日頃読みたかったけど、子どもが近くにいるとどうしても読み進められなかった本をレッスン中に一気読みできるので、すごく重宝していますし。
親が読書を楽しむ姿を見て育つと、子どもは読書好きになるとよく言われます。私も小さい頃、習い事の待ち時間に親が体育館の隅で本を読んだり手芸をしていた姿を今でも鮮明に覚えています。子どもは親の姿をよく見ているんですよね。

4. 家のあちこちに本棚を配置
リビング、寝室、キッチン近く、子ども部屋…。家の各所に小さな本棚を配置し、「読みたいと思った時にすぐ手に取れる環境」を整えます。
中でも、子どもが読んでほしい本は意識的に目につきやすい場所に置いています。
子どもたちがよく集まってくる親の寝室に子ども用の本棚を設置したのも効果が高かったです。目にする頻度が多ければ多いほど、手に取る確率は上がります。
そして本棚と同じくらい大事だと思うのが、手に取った本をリラックスして読める環境です。例えば座り心地のいいソファーや椅子などを揃えるのもいいでしょう。
5. 興味関心を尊重して本を選ぶ
自伝、恐竜、冒険、歴史、宇宙、科学…。その時々で子どもが興味を持っている分野の本を意識して選ぶようにします。
海外在住ですがAmazon.jpやAmazon.uk、ドバイの紀伊國屋、Jarirなどもフル活用し、日本語・英語・アラビア語の本をバランスよく取り揃えています。
6. 毎晩の「リーディングタイム」を習慣化
寝る前の30分を「リーディングタイム」として設けています。子どもたちは自分で好きな本を数冊選び、親の寝室に集まって静かに本を読む時間を楽しんでいます。
親や兄弟と一緒に自分で選んだ本を読みます。時々私が数冊選んでベッドの上に並べて、子どもがそこから選ぶこともあります。
「日本語の音読」、「一人読みの練習」や「一人読ができ始めてきた子ども」とは、ソファーに一緒に座って一文字づつ指で追いながら音読の練習をします。これは基本的に毎日します。このお陰である子は一年で読書力がかなり付きました。
寝る前の読書は、心を落ち着かせて、眠気をそそる意味でもおすすめです。

7. 毎日数ページの「音読タイム」
親の隣で、できるだけ毎日ほんの数ページでも音読をする習慣を続けています。
一緒に読むことで発音や理解をサポートできるだけでなく、「親に聞いてもらえること」が子どもにとっての大きな励みになります。
この音読タイムは、親子のスキンシップをとるいいタイミングでもあります。私の家ではソファーに一緒にくっ付いて座って、私が本を広げて子どもが読むことが多いです。
親子で1ページずつ交互に読んだり、一文交替で読むこともあります。

8. アラビア語学習にも「読書」を活用
アラビア語の読書習慣づくりには、リーディングツリー(読書記録表)を作成しました。
読んだらシールを貼り、一定数でちょっとしたご褒美がもらえるシステムにすることで、一時は兄弟間で競争しながら楽しく継続できていました。
しかし、アラビア語の音読担当は完全に夫なので、夫が不在の時はやれてないですし、事実、アラビア語が一番置いてけぼりになっており、悩みの種です。
そうは言っても、リーディングツリーを始めてから100冊以上はアラビア語の絵本を音読しているし、私も暇さえあれば夫に音読を見てくれるようにお願いしているので、細くても長く継続すれば読書力は付くでしょう。

9. 本屋に出かけて「本を選ぶ喜び」を共有
週末や月に一度は、子どもたちと一緒に本屋へ行き、自分で読みたい本を選ばせます。
どんな本でも「自分で選んだ」という経験が、読書への愛着を育てます。
また、本屋に行って多くの本に触れることで視野が広がります。
そして、自分の中で決めていることの一つが本への出費は惜しまないということです。子どもにとっても親にとっても、良書との出会いは人生の財産です。
習い事やオモチャと同じように、「本にも投資をする」という気持ちで、本代は必要経費として惜しみません。
10. 読みたがらない日は、親が読んであげる
疲れていたり気分が乗らない日もあります。
そんな時は無理に読ませず、親が代わりに読んであげるだけでも十分です。
読書の時間が「安心のひととき」になれば、それで成功だと感じています。
11. 幼児期は「大量の読み聞かせ」を
言葉を覚える前から、「耳で本の世界を感じる体験」をたくさん与える努力をしましょう。
絵本を読む声や語りかけは、親子の信頼関係を深め、読書への親しみを自然と育ててくれます。
忙しい日々の中で、読み聞かせの時間を確保するのは簡単ではありません。
私の場合は、子どもが幼稚園に行っている間に帰ってきたら読む本を10冊程度選んでキッチンに置いておきます。そして子どもが帰宅したら、弁当の残りを食べながら絵本を読み聞かせするという課題を自分に課していました。そうすることで、習慣化し継続できました。

おわりに
読書習慣は一朝一夕では身に付きませんが、「楽しい」「無理がない」「自分で選べる」環境を整えることで、自然と根付きやすくなります。
家庭での小さな工夫が、子どもたちの未来に大きな影響を与えることを、私は日々実感しています。
お子さまに合ったスタイルを、ぜひ見つけてみてくださいね。
また、beatlemaniaq8のインスタストーリーズでは日々このような子育てアイデアや成功談、失敗談などをシェアしているので是非遊びにきてください。




