長男が生まれたのは2018年冬
左脇が急に痛くなり、熱まで持ちだした。
冷やせど冷やせど痛み夜も眠れない。
普通じゃないので病院へ。医者は重たいものを持ったんじゃない?と原因がわからない様子。
翌日、腰の痛みも加わり、「これ来たかも!」と予想外の前駆陣痛とやらに焦る。
まさかまだ生まれないでしょ~と思ってたのに陣痛の感覚がどんどん狭まり、深夜3時、痛い腰を抑えながら、産後のレセプションのためのネグリジェに慌ててアイロンかける。
恥ずかしながら、病院の準備も赤ちゃんのベッドも洋服も用意できてなかった。
なぜなら予定日は1か月ほど先だったから。
のんびりしすぎたせいで、痛い目に遭った。必要最低限の物だけゲストルームのベッドに置いて後で姑に病院に持ってきてもらうことにした。
赤ちゃんが着る洋服はネットで注文していて、まだ届いていなかった。😰
夫を起こして朝方4時、焦る気持ちで病院へ。
初めて内診というものを経験した。(クウェートでは内診は最後までしないのが一般的)
それから、陣痛の経過を測って、これはもう生まれるかもしれないと医者は言った。
嬉しい気持ちと、不安が混じり合った。
どんどん大きくなる自分の体を受け入れられなくて、早く妊婦生活を終えて産後エクササイズしたいと思い続けてた自分を恨んだ。(あの気持ちは一体どこへ行ったんだろうね。今の自分よ😒)
もしかしたら、母の想いが赤ちゃんに伝わったのかもしれない。。。ごめん。
それか、ママに似てせっかちなのかな?早く会いに来たのかな?💘
朝日が昇り、陣痛は痛みを増した。
夫は仕事へ行き、担当医が現れた。
口鼻から吸うタイプの痛み止めは強くて、頭はふらふら。
看護師とおしゃべりペチャクチャ続いた。
姑が現れて、お腹に手を当ててコーランを暗唱しだした。
お腹は痛かったけど、姑の手の温かさと、コーランの響きが心地よくて、子どもが守られてる様で嬉しかった。
出産を経験した姑だからこそできるサポートに、心が安らいだ。
どうこうしているうちに時は過ぎ、いつの間にか夫も帰ってきた。
軽い麻酔を打ってもらって、一時は痛みが和らいだ。
頭はまだフラフラ。
個室に移され、いよいよ出産の準備が始まった。
尿はカテーテルを通してベッド横に吊るしたパックに流れるようになってた。
大きい方は、看護師が何か液体を肛門から注入し、今からトイレに行って、出せるだけ出してきてと言われた。
日本の出産とは違ったやり方に驚いたので、日本では看護師が手で肛門を抑えたり、アクシデントが起こったりもするのよと教えたら軽く引いてた(笑)
まだまだおしゃべりする余裕あり。
痛みがいよいよ増すと、エピデューラルという麻酔を打ってもらうことに。
麻酔を使うかは最後まで悩んだ。バースプラン上は麻酔なしだったけど陣痛の痛みに驚いて、いち早くこの痛みを和らげてほしかった。
麻酔科の医師は来るのが遅くて、もう陣痛で体を動かさずに座るのが無理なのに、「きみが動くからうまく打てない」とか言い出すし、失敗してやり直すからわたしキレそうだった。あの針、太くて痛いんだわ。
麻酔打ってもまだ左側の一部が痛いから「麻酔効いてないじゃん」って言うと、もう一回やり直すことはできるみたいだった。
看護師に、「他に麻酔科医はいないの?」って聞くといないと言われたので、もうこれでいいと言った。
へたくそー!😭💢
あの医者の顔は忘れないでしょう。
次の出産では、麻酔打つなら早い段階で打ってもらおう。
結局最後まで左側の一部は痛いままだった。
痛みが最高に達したころ、病室には姑や夫、担当医、助産師、看護師など複数名が私の周りを行ったり来たり。
姑は仕切りの後ろで待ってた。夫は部屋を入ったり出たり落ち着かない様子。
(病室には親族2名が同伴オッケー。)
どうこうしているうちに痛みは最高潮に達して涙がポロリ💧
医者に泣くなと言われ、最後の力を振り絞って無事息子誕生。パチパチパチパチ👏👏👏
放心状態で、赤ちゃんを抱いてもあんまり実感が湧かなかった。
幸い姑がビデオ/写真を撮ってて、息子が産声を上げる様子も後で見れましたとさ💗
夫は何をしていたんだろう(笑)
Welcome to the world habibi💓💓💓