ムスリムの義理家族と同居していると、子育てにおいてもイスラムを感じる。
以前も日記に書いたように子どもが生まれてからはEvil eyeから赤ちゃんを護るためにマーシャ―アッラーがよく聞こえてくる。
↑マーシャーアッラーと書かれたお包み
赤ちゃんの成長とか小さな自慢とかも人にしない気がする。(Evil eye)
マーシャ―アッラーの日記はこちら
赤ちゃんをあやすときは、コーランのスーラの一節を用いて
「ビスミッラー ビスミッラー ラーイーラーハーイッラッラー ラーイーラーハーイッラッラー・・・」
と、子どもの名前を入れたり一部歌詞を変えたりしてリズミカルに口にしている。
息子の夜のルーティーンは最後に夫が抱っこしてこれまた「コーランを唱えてから電気を消す」と生まれてからずっと変わらず続いてる。
ある日を境に息子が眠たいのに寝なくなった時、夫は自分がEvil Eyeを招いたからかもしれないと意気消沈していた。
友人に「息子は7時には寝て、夜泣きもしない」と最近話したんだと真顔で言ってきた。
夜寝たくなくてギャン泣きした息子を夫は心配して(寝ずに遊ぶ息子の側で)コーランをいつも以上に唱え、1時間に及ぶ日もあった。
夜泣きでコーラン1時間だと夫の疲労も心配になった。
姑はというと、お昼寝がイヤで泣きわめく息子を心配して彼の部屋に来て、寝ずに遊ぶ息子の傍でコーランを唱え、長いスーラ一章を読み終える日もあった。
それもまた1時間半以上かかり、それでも息子は寝ずに(笑)「もうおばあちゃん行くからね」と告げて一階へ帰っていった。
娘のために雇っているナースから聞いた話だと、クウェートの家では新生児や子どものベッドや枕の下に小さなコーランを忍ばせ御守りとしているようだ。
うちではそんなことをしたことが無かったので、彼女に「コーラン見なかったのはこの家が初めてですよマダム。」と言われた。
娘の部屋のことはわたしが主にやってるからと説明はしておいた。
ナースとのやり取りを夫に話すと、翌日息子の部屋には小さなコーランが置かれていた。
姑のもの?
アルハムドゥリッラ-
息子の睡眠混乱は少しずつ改善してきて、落ち着いてきた。
コーランに護られてるからかな。
こうして子どもたちは小さいころから(実際には生まれた時から)イスラムと共に生きていくのだと実感する外国人嫁ビートルマニアq8なのでした。
おわり。