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クウェート生活 PR

【メイドのいる生活】フィリピン人メイドを雇って感じた本音 “choose your battles” とは

先日のドライバーネタに続き、今日はメイドについて。

メイドがいると家事をしなくていいので生活は楽になりますが、その裏で様々なドラマも日々生まれます。

今回はそんなクウェートのプライベートライフを少しばかり皆さんとシェアします。

まず、我が家には、四人のメイドがいます。

一人は姑のメイドでスリランカ出身の30代の女性です。

残り三人は私たちが雇用しているメイドで全員フィリンピン人です。

姑のメイドはかれこれこの家で10年近く働いているのでメイドたちの中ではボス的な存在になります。

私たちのメイドは全員新型コロナ発生以降に我が家にやって来たいわゆる新人です。

今回、フィリンピン人を三人一斉に雇ったことでそれなりに苦労もしました。

二人ならまだしも、三人もメイドを雇うなんて一ミリも考えたことがなかったですが、

およそ一年経過して色々な発見も学びもありました。

まず、私は専業主婦で日中はずっと家に居ます。

ということは、メイドは雇用主とずっと同じ空間で仕事をしないといけないということです。

中には午前中はメイドだけで留守の家庭もあります。

なので我が家のメイドにとっては自由が制限されます。

三人全員がフィリピン人で同国籍だと、ずっとタガログ語を話し、私たちには何を言っているのかさっぱり分かりません。

仲がいいメイド同士だと子どもが寝ている間もずーっとぺちゃくちゃお喋りをして子どもの昼寝を邪魔することもあり、迷惑でした。

それが日常的だと、雇用主側もストレスです。

私の見た感じだと、フィリピン人メイドはゴシップ好きというか、色々なドラマを作るのが好きで、メイド同士で大喧嘩をすることもよくあります。

そのような事件に姑を含めた私たち家族も何度も巻き込まれました。

その度に全員で集まって、ひとつずつ解決していかなければなりません。

正直、面倒です。

メイドとしての生活のストレスや、他国での生活への不満、私たちに対する不満もあるのかもしれませんが、どんなことでもやっていいことと悪いことはあります。

そして、彼らの多くは平気でウソをつきます。

最初のころ、日本で生まれ育った私は、インド人やフィリピン人などと共同生活を送る中で、彼らが悪気もなくウソをつくことに驚きました。

誰だって嘘をつくことはありますが、日常的だともう泥棒レベルです。

なんでも疑いの目を持つのは必須だと学びました。

そして彼らは言い訳が上手い。

言い訳を言いなれているというか、何かの失敗を指摘されて黙っていれば自分の責任になるので必ず誰か他の人のせいにします。

謙虚さとかかばい合いとかそういうのもありません。(笑)

まぁ、私は夢を見ているのでしょう。

メイドの生活は甘くはないし、犠牲も大きいです。

祖国にいる旦那が浮気をしていたり、送金したお金をギャンブルに使われたりと言い出したらキリがないくらい海の向こう側でも日々様々な問題が起こっています。

彼女たちの本当の気持ちを私が分かる訳も無いのかもしれませんが、メイドがいれば気楽なのかというと全くそうではないと思います。

メイドがいる生活で逆にストレスが溜まり疲れることも日常茶飯事です。

かといってメイドがいない生活はもっと大変なので、多くの人は問題が多くてもメイドを雇い続けます。

メイドと雇用主は2年の契約で結ばれた間柄なので、中途半端な関係と言えます。

近寄りすぎても、遠ざけすぎてもいけない、ちょうどいい距離感を保つのも、お互いにストレスがかからないように共同生活をしていく暗黙のルールです。

メイドネタはどこの家も絶えないと思いますが、間違いなく言えるのは、メディアで扱われる「メイド虐待」とか「メイドの涙」とかああいうのばかりが現実ではないということ。

メイドに泣かされる雇用主もいるし、メイドに騙される人もたくさんいます。

アラブの金持ちは皆野蛮でメイドを虐げているとは思わないでくださいね。

メイドは国に残した家族を養うために中東に出稼ぎに来ていますが、教育レベルも育った環境も得意不得意も、性格も千差万別。

面接も推薦状も無く、1枚の紙切れだけでエージェントを通じて2年契約で住み込みの人を雇うというのはおかしな話です。

履歴書には、「高卒」、「英語話せる」と書いてあってもいざ家に来て仕事をし出すと、

英語が通じない、高卒は嘘で中卒ということが我が家で実際に起こっている現在進行形の問題です。

英語話せないのにどうやってコミュニケーション取るのよって。

そんな人に子どもを見てもらうのはムリです。

メイドとのマッチングに当たりはずれは当然あります。

私はまだまだメイドのことは未熟ですが、彼らとうまくやっていくには当然テクニックや知恵も必要です。

よく言う”choose your battles” というのがその典型です。

いくらフェアに対応しても嘘をつかれることはあるし、盗みのようなことをされることもあるかもしれないけれど、それは全体図を見た時に戦う価値のある戦か?

従業員との問題で悩んでいる人は私も含め常に考えるようにしたいものです。

つづく。

過去の記事:メイドがいない生活で見えてきたこと

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